|
本工法は、ジオテキスタイル(土壌安定用繊維材)を用いた法面緑化工法で、長繊維の混入により繊維ネットや菱型金網の張設作業を省力化して耐侵食性に優れ、永続性のある植生基盤を造成し、作業の省力化と工程の短縮を図る工法で、吹付タイプにより厚層基材に長繊維を混入する「ロービングショット工法」と、客土吹付に長繊維を混入する「ロービングソイル工法」があり、施工現場や立地条件等により適宜選択ができます。
|
|
■ 工法の特徴 |
|
|
|
|
厚層吹付工タイプ 施工半年後 |
|
■ |
長繊維混入により、面的に生育基盤を補強することが可能となり、吹付け直後から擬似根系として植物根系と同様の補強効果が期待できます。
|
|
■ |
コルクボード状に仕上がった生育基盤に長繊維を混入することにより、耐侵食性の一層の向上を図ることができます。
|
|
■ |
長繊維混入により、施工対象法面の土質・地質や勾配などの立地条件および気象条件などを勘案して、長繊維が絡むアンカーピンを打設することにより、植生ネットや菱形金網張り作業を省力化することができます。
|
|
■ |
長繊維は100m以上搬送可能であり、長大法面にも十分対応できます。 |
|
|
|
|
|
客土吹付工タイプ 施工半年後 |
|
■ |
長繊維混入により、従来では一度に3cm程度の吹付厚さまでしか造成できなかったが、約5cmの厚さまで生育基盤の造成を行うことが可能となり、従来の客土吹付工に比較し、急勾配法面に対しても適用可能となりました。
|
|
■ |
長繊維混入により、草本類や木本類の根張りと同様な効果が吹付直後から得られ、吹付けされた客土材を補強し、耐侵食性をより一層向上させます。
|
|
■ |
長繊維混入により、施工対象法面の土質・地質や勾配などの立地条件および気象条件などを勘案して、長繊維が絡むアンカーピンを打設することにより、植生ネットや菱型金網張り作業を省略することができます。
|
|
■ |
長繊維は100m以上搬入可能であり、長大法面にも十分対応できます。 |
|
|
|
このページの先頭へ
|
■ 施工フロー |
|
|
|
■ 吹付フロー図 |
|
|
このページの先頭へ
|
■ 標準配合 |
|
|
1m3当たり
材 料 名 |
単位 |
数量 |
備 考 |
有機質系生育基盤材
(グリーンロック) |
L |
2000 |
吹付けによって1/2に圧縮されるので1m3当たり2000L計上する。 |
肥料その他 |
式 |
1 |
化成肥料(必要に応じてpH緩衝剤も用いる。) |
接合剤 |
式 |
1 |
高分子系樹脂または普通ポルトランドセメント |
種 子 |
式 |
1 |
現場条件によって適切な使用植物を選択して播種量を決定する。 |
連続長繊維※(ジオロープ) |
kg |
1 |
|
|
※ |
単繊維5D(糸径28ミクロン)のものを40本合わせた200Dのものを、生育基盤材の重量(0.5kg/L)に対して0.1%混入します。 |
|
|
|
|
1.0m3当たり
材 料 名 |
単位 |
数量 |
備 考 |
植生基盤材
(GSソイル3号) |
L |
1000 |
820 Lフレコンパック入 |
木質ファイバー・肥料等 |
式 |
1 |
|
団粒化剤 |
式 |
1 |
高分子系 |
種 子 |
式 |
1 |
現場条件によって適切な使用植物を選択して播種量を決定する。 |
用 水 |
L |
2300~2600 |
不純物を含まない水 |
連続長繊維※((ジオローブ) |
kg |
0.9 |
|
|
※ |
単繊維5D(糸径28ミクロン)のものを40本合わせた200Dのものを、生育基盤材の重量(0.9kg/L)に対して0.1%混入します。 |
|
|